体質

術後臭に関する人体実験

こんにちは。たかやんです。

この記事では、僕が術後臭に対して行った人体実験と結果、考察をまとめます。
あらかじめ断りを入れておきますが、術後臭に関する5chをある程度チェックしている人には恐らく目新しさのない情報です。
それでもいいよ、という方のみどうぞ。

ぼくの術後臭について

ぼくのわきが体質奮闘記は自己紹介としてまとめてあるので、術後臭発生までの経緯はそちらをお読みください。 ⇒ 自己紹介 – 打倒体質ブログ (takayoung.net)

剪除法ののち、最初の数か月は快適に過ごしていました。手術を冬にしたというのもあり、汗も皮脂もそこまで出ていなかったのだと思います。
しかし、夏ごろから汗と皮脂の増加がすさまじく、ぼくの場合は肌荒れが大変なことになりました
肌荒れのみならず、そのころから周りの方がマスクを着けなおしたり、鼻を触ったりという行動が目立つようになりました。
わきが体質からやっとの思いで解放されたと思っていたぼくはとてもショックで、棚の奥にしまい込んでいたデオドラントの類を引っ張り出して手当たり次第につけまくります。
ありとあらゆる対策を講じても反応は変わらず(夏にかけてむしろ悪化)、しかも自分ではにおいがどんなものかも感知できていませんでした。

自分のにおいに気づいたのは、たまたまパーカーのフードをにおったときでした。
ポリエステル素材ということもあり、染みついたすさまじい脂のにおいがフードの頭と接している部分から出ていました。

ぼくの術後臭は、頭皮から発生するすさまじい脂臭でした。

ニキビ治療薬の内服

すこしぼくの肌荒れの話をします。
ぼくの場合、肌が乾燥して荒れてしまって……というわけではなく、圧倒的な皮脂量が毛穴を詰まらせてしまうことが原因の肌荒れだったので、皮膚科の抗生物質は飲んでいる間しか効きませんでした。
もう肌質を根本から何とかしないといけないと思い、ヨーロッパではニキビ治療の切り札と呼ばれる

イソトレチノイン

という薬に手を出します。
イソトレチノインはビタミンA誘導体のことで、肝臓に働きかけ、皮脂腺を退縮させる効果があります。
有名なパントテン酸の効果を1とすれば、イソトレチノインは100くらいの効果がありました(パントテン酸はマジで効かなかった)。
脂性肌のぼくが乾燥を感じるというすさまじい効果で、ぼくのニキビはたちまち改善しました。

しかし、皮脂がほとんど出ないにも関わらずぼくの術後臭には変化がありません
ここから、においの原因は皮脂より汗の方にある可能性が高いと判断し、汗対策に重点を置いた方法に切り替えることになります。

余談になりますが、イソトレチノインは一定量以上内服すれば皮脂腺のアポトーシス(細胞死)を促し、人によっては恒久的に脂性肌を改善できるというすさまじい薬です(もちろん全員がこのケースに該当するわけではないですが、一定量以上内服すると、服用終了後も皮脂戻りが少ないです)。
皮脂由来のにおいに悩まれている方には最終選択肢として知っていてほしいところです。
効果が高いぶん副作用もかなり重く、

・肌の異常な乾燥
・光線過敏症
・肝機能障害
・腎機能障害
・胃腸障害
・視覚障害
・催奇形児 etc

など、さまざまなリスクを抱えます。ぼくの場合は飲酒喫煙一切しない人間なので臓器系の障害は出ませんでしたが、夜盲症になりました(視力障害の一種、服用中止して3か月ほどでほぼ完全に回復)。一般的には肝機能障害と催奇形児は重篤かつ頻度の高いリスクで、1か月ないし2か月に一回、病院での採血と検診が必須となります。個人内服は絶対に控えてください。

ミドル脂臭なるもの


汗がにおいの原因だと仮定して、僕は汗が原因となる頭皮のにおいに関してネットをあさりつくしました。
そこでヒットしたのが、マンダムさんが発見された

ミドル脂臭

なるもの。
30代~40代の男性に特有のにおいだそうです。
『ちょwww俺まだ23なんだけどミドルてwwwありえんわwwww』と思いつつも、藁にもすがる気持ちで『ルシード』というミドル脂臭用のシャンプーを使用したところ、かなりの改善が見られました。マンダムさんしか勝たん。将来絶対株買うから。愛してる。

ミドル脂臭は、汗に含まれる乳酸が表皮ブドウ球菌(誰の肌にもいます)に分解され、ジアセチルという物質が生じ、それが皮脂から生じる中鎖脂肪酸と混ざって悪臭になるという発生機序をたどります。
これが『ミドル』と呼ばれているのは、中年になるとわきからのエクリン汗腺の発汗が弱まり、その分頭皮の発汗量が増えた結果、先ほど述べた機序でにおいが発生するためです。

ミドル年代で起こるはずだった体の変化が、剪除法でわきの汗腺を取り除いた結果、頭皮の発汗量増加というかたちで疑似的に起こったと捉えても不思議ではないと思います。

においの原因がわかってくれれば対策のしようもあるので、僕は現在ミドル脂臭の対策を探っています。
ルシードは、フラボノイドという植物エキスが乳酸からジアセチルへの変化を妨げるという性質を利用した対策ソープです。
では、そもそも体内の乳酸を減らせばいいのではないかと思い、乳酸抑制に多少は効果が認められているクエン酸を1日15g(標準摂取量の最大値)内服したり。
そもそも汗腺の濾過機能を向上させて、体内に乳酸があっても汗として外に出させなければいいのではと考えて運動しまくったり。
あと短髪を保って頭皮を蒸れないようにしたりw

まぁ効果はあるのですが根本的な解決には至っていません。無対策の頃に比べると格段にましですが、健常者と同じ感覚での生活はできていません。
やっぱり暑いと汗が噴き出してきて対策の効き目も弱くなるので、夏は特にやばい。

でも諦めるつもりはないので、何か有用な情報をお持ちの方いらしたら連絡ください!!!

現在(23年6月)における考察と注意点

術後臭に関する僕の人体実験の結果でした。
少なくとも、剪除法にともなう術後臭の一つはミドル脂臭で間違いないと思います。
多汗症脂性肌が術後臭を発症しやすいというのも、汗と皮脂がわきの代わりに頭皮から分泌されまっくった結果、ミドル脂臭の原因物質が生じやすいと考えれば納得がいきます。

一方、術後臭の症状として、焦げ臭い、生臭いなどのにおいをよく聞きます。
これに関してはミドル脂臭では説明がつかないので、この記事だけが術後臭の真実だと思わないで下さい。術後臭の発生機序にはいくつかのパターンがありそうです。
この記事を信じて手術して術後臭発症したぞふざけるな、なんて言われても責任取れませんので。

最後に、プロバンサインという薬を紹介しておきます。
プロバンサインは抗コリン薬で、汗を短時間ですが止める作用があります。
こちらの薬は副作用が少ないので、気楽に使ってください。ただし耐性はできやすいです。

におい対策の努力をしようにも、ある程度正しい方向性は定めないと意味のない努力になってしまいます。
イソトレチノインとプロバンサインで皮脂、汗をそれぞれ止め、自分のにおいが皮脂由来なのか、汗由来なのかを探ることには意味があると思います(どちらもの可能性もあります)。最低限の方向性は薬の力を借りて定めるのがいいと思います。

薬にはもちろんリスクもあるので、ご自分の体と相談してくださいね。

それでは。